伊藤整の完訳をめぐって起訴問題を起したイギリスの文豪P・H・ローレンスの代表作『チャタレイ夫人の恋人』の初めての映画化。監督は「巴里の気まぐれ娘」のマルク・アレグレで新聞記者出身のガストン・ボヌールとフィリップ・ド・ロトシールが小説を劇化し「うたかたの恋」の作者ジョゼフ・ケッセルとマルク・アレグレが共同脚色した。台詞は、ローレンスの原作よりアレンジしている。撮影は「彩られし幻想曲」のジョルジュ・ペリナール、音楽は「やぶにらみの暴君」のジョゼフ・コスマ。主な出演者は、「赤と黒(1954)」のダニエル・ダリューがチャタレイ夫人に扮し、「白い国境線」のエレノ・クリザ、「哀愁のモンテカルロ」のレオ・ゲンと仏、伊、英の三スターが顔をそろえる。他に「別れの曲」のジャニーヌ・クリスパン、「夫は偽者」のジャン・ミュラー、「間諜都市」のジェラール・セティ等。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国フランス
- 時間102分
- 監督マルク・アレグレ
- 主演レオ・ゲン