「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」などで知られるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモスが、2009年に手がけた長編第3作。妄執にとりつかれた両親と純真無垢な子どもたちを主人公に、極限の人間心理を描く。
ギリシャ郊外に暮らすある裕福な一家は、外の汚らわしい世界から守るためと、子どもたちを家の中から一歩も出さずに育ててきた。厳格で奇妙なルールの下、子どもたちは何も知らずに成長していくが、ある日、年頃の長男のために父親が外の世界からクリスティーヌという女性を連れてきたことから、家庭の中に思わぬ波紋が広がっていく。
2009年・第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを受賞し、第83回アカデミー賞ではギリシャ映画として史上5本目となる外国映画賞にノミネートされた。日本では2012年に劇場公開され、ランティモス監督作の劇場初公開作品となった(長編1、2作目は日本では劇場未公開)。2025年1月、4Kレストア版でリバイバル公開。
ネット上の声
- ギリシャ版『ヴァージン・スーサイズ』は…
- 冒頭から最後まで目がくぎづけになった。
- 現代ギリシャの暗喩として見ていいのか
- そうか!。。そういう話だったのね。。
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国ギリシャ
- 時間96分
- 監督ヨルゴス・ランティモス
- 主演クリストス・ステルギオグル