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国境の村から映画を遠隔監督する監督。現実と虚構が交錯する二つの愛の物語に、彼は巻き込まれていく。
イランの国境に近い村。映画監督のジャファル・パナヒは、出国禁止処分を受けながら、トルコにいる俳優たちに遠隔で演出を行う。撮影する物語は、ヨーロッパへの逃亡を図る一組のカップルのドラマ。しかし、監督が村で偶然撮影した一枚の写真が、村の若い恋人たちを窮地へと追い込む。村の厳格な伝統と迷信。写真の提出を迫る村人たち。虚構の映画と、目の前で起きる現実のドラマが次第に交錯し、監督は危険な選択を迫られる。芸術と現実の境界線が揺らぐ、緊迫のサスペンス。
ネット上の声
- 虚実の曖昧化と穏和なユーモアを武器に権力と闘い続けるジャファル・パナヒ監督
- 400年くらい続いた貨幣経済(資本主義)の崩壊なのかなぁ?
- 彼に真の笑顔が再び灯るその日まで
- 混迷と絶望。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間107分
- 監督ジャファル・パナヒ
- 主演ジャファル・パナヒ
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映画製作を禁じられたイランの巨匠監督。自らタクシー運転手となり、テヘランの街で人々の本音を映し出す衝撃作。
イラン政府から20年間の映画製作禁止を命じられた世界的監督、ジャファル・パナヒ。しかし、彼の創作意欲は尽きなかった。ダッシュボードに隠しカメラを仕掛け、自らタクシー運転手としてテヘランの街へ。乗り込んでくるのは、死刑制度を語る教師、海賊版DVDを売る男、事故に遭った夫婦、そして監督の生意気な姪。車内という密室で交わされる、人々の赤裸々な会話。それは現代イラン社会の縮図であり、抑圧の中でもユーモアと希望を失わない人々の力強い姿。ドキュメンタリーとフィクションの境界を越えた、映画への愛と抵抗の記録。
ネット上の声
- キアロスタミ監督の「そして人生はつづく」のようなドキュメンタリー調の設定で、同じ
- 色んな人々の人生を乗せるタクシーでした。
- 通常映画5本分の価値あるクロスカウンター
- 「映画に関わる人たちは信頼できるから」
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間82分
- 監督ジャファル・パナヒ
- 主演ジャファル・パナヒ
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映画製作を禁じられた監督の、自宅軟禁下での抵抗。これは映画か、それとも現実か。創造への渇望が生んだ衝撃のドキュメント。
イラン、テヘラン。政府から20年間の映画製作禁止と自宅軟禁を命じられた世界的な映画監督、ジャファル・パナヒ。創作への抑えがたい衝動。彼はiPhoneを手に取り、アパートの一室で自身の「映画ではない」作品の撮影を開始。脚本の読み合わせ、弁護士との電話、そして窓の外の世界。表現の自由を奪われた男の孤独と葛藤、そして映画への情熱を記録した、静かなる抵抗の物語。
ネット上の声
- 「カット」といえない映画監督の苦悩と矜持
- これが、映画である。
- これはれっきとした「映画」です。
- 真実のエンターテインメント
ドキュメンタリー
- 製作年2011年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間75分
- 監督ジャファル・パナヒ
- 主演ジャファル・パナヒ
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「人生タクシー」「これは映画ではない」などで知られるイランの名匠ジャファル・パナヒが、過去・現在・未来の3つの時代をシンボリックに体現する3人の女優の心の旅路を描いたヒューマンミステリー。イランの人気女優ベーナーズ・ジャファリのもとに、見知らぬ少女から動画メッセージが届く。その少女マルズィエは女優を目指して芸術大学に合格したが、家族の裏切りによって夢を砕かれ自殺を決意。動画は彼女が首にロープをかけ、カメラが地面に落下したところで途切れていた。そのあまりにも深刻な内容に衝撃を受けたジャファリは、友人である映画監督ジャファル・パナヒが運転する車でマルズィエが住むイラン北西部の村を訪れる。ジャファリとパナヒは現地で調査を進めるうち、イラン革命後に演じることを禁じられた往年のスター女優シャールザードにまつわる悲劇的な真実にたどり着く。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞した。
ネット上の声
- イランの女性人権活動家のモハンマディさんがノーベル平和賞を受賞したのを受けて、イ
- アッバス◯キア◯スタミは必ず落ちがあった。この作品には何がある?
- より巧妙に多層的になっていくパナヒワールド
- ジャファル・パナヒ監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国イラン・イスラム
- 時間100分
- 監督ジャファル・パナヒ
- 主演ベーナズ・ジャファリ