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巨匠ルキノ・ビスコンティの「山猫」と並ぶ代表作で、ノーベル賞作家トーマス・マンの同名小説を原作に、作曲家グスタフの美少年への心酔と老いの苦しみを描いた。「地獄に堕ちた勇者ども」に続いて撮られた、ドイツ3部作の2作目にあたる。療養のためベネチアにやってきたドイツの老作曲家アシェンバッハは、ホテルで少年タジオを見かける。一目で少年の美しさの虜になり、彼の姿を見つけるだけで喜びを感じ始める。全編に流れるのは、アッシェンバッハのモデルになったマーラーの「交響曲第3、5番」。2011年には製作40周年を記念し、ニュープリント版でリバイバル上映された。
ネット上の声
- ベニスで美男子にあってそこで疫病にかかる話
- 解説がなければわけがわからない!!
- 苦しくて苦しくて涙が止まらなかった
- 美しく老いる人はまずいない
同性愛、 ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間131分
- 監督ルキノ・ヴィスコンティ
- 主演ダーク・ボガード
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ルキノ・ビスコンティ監督の「ベニスに死す」(1971)で主人公を破滅に導く少年タジオ役を演じたビョルン・アンドレセンの50年間に迫ったドキュメンタリー。巨匠ルキノ・ビスコンティに見いだされて「ベニスに死す」に出演し、「世界で一番美しい少年」と称賛されたビョルン・アンドレセン。世界中から注目を集めた彼は、日本でもファンに熱く迎えられ、池田理代子の漫画「ベルサイユのばら」の主人公オスカルのモデルになるなど、日本のカルチャーに大きな影響を及ぼした。それから50年近い年月が流れ、アリ・アスター監督作「ミッドサマー」(2019)の老人ダン役でスクリーンに登場し、その変貌ぶりが話題となったアンドレセン。年老いた彼は、かつて熱狂の中で訪れた、東京、パリ、ベニスへ向かい、懐かしくも残酷な、栄光と破滅の軌跡をたどる。その旅路とともに、人生を運命づけられてしまったひとりの人間の心の再生を映し出す。
ネット上の声
- 「ベニスに死す」タジオ役の少年が、日本で芸能活動していたという事実
- 日本人も大きく関わった美少年俳優のドキュメンタリー
- 研ぎ澄まされた構成力に引き込まれる
- こんなシーンをよく撮っていたな
ドキュメンタリー
- 製作年2021年
- 製作国スウェーデン
- 時間98分
- 監督クリスティーナ・リンドストロム
- 主演ビョルン・アンドレセン
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スウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督が69年に手掛けた長編デビュー作。ストックホルム郊外の療養所にいる祖父の元を訪れた15歳の少年ペールは、そこで見かけた美しい少女・アニカに一瞬で心を奪われる。2人は友人の紹介を経て急速に親しくなり……。幼い2人の恋を瑞々しいタッチで綴り、ベルリン国際映画祭で絶賛された感動作。後に「ベニスに死す」に出演するビョルン・アンドレセンが、端役ながらスクリーンデビューを飾っている。
ネット上の声
- 少なくとも、純愛を懐かしむ映画ではない!
- 後半の滑稽な人間像こそ監督の真骨頂です
- 恋も、人間愛も描きたかったのかな???
- セックスシーンなんか要りません
青春
- 製作年1970年
- 製作国スウェーデン
- 時間98分
- 監督ロイ・アンダーソン
- 主演ロルフ・ソールマン