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奇妙な家庭教師が、受験戦争に揺れる日本の平凡な家族をかき乱す。予測不能なブラックコメディの傑作。
受験戦争真っ只中の1980年代日本。高校受験を控えた次男の成績に悩む沼田家に、三流大学の学生と名乗る風変わりな家庭教師・吉本がやってくる。植物図鑑で生徒を殴り、奇行を繰り返す吉本の型破りな指導。彼の常識外れの行動は、一見平凡に見えた家族が内に秘めていた欺瞞や歪みを容赦なく暴き出す。食卓に横一列で並んで食事をする奇妙な光景。これは教育か、それともゲームか。予測不能な展開が迎える、衝撃の結末。
ネット上の声
- 「家中が ピリピリ鳴ってて すごくうるさいんだ」
- 硬直社会を優作が破壊 私はその教え子です
- 細部まで計算尽くされたホームドラマの傑作
- 伊丹十三と松田優作とヒッチコック。
ヒューマンドラマ
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督森田芳光
- 主演松田優作
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映画『タンポポ』はいかにして作られたか。鬼才・伊丹十三監督とスタッフ・キャストの創造と格闘の記録。
舞台は、映画『タンポポ』の撮影現場。一杯のラーメンに情熱を注ぐ人々の物語を、いかにして映像にするのか。伊丹十三監督の妥協なき演出、役者たちの火花散る演技、そして前代未聞の撮影に挑むスタッフたちの姿。本作は、名作誕生の裏側にあった熱気と狂気、そして映画作りの喜怒哀楽を克明に記録したドキュメンタリー。監督の緻密な計算と、現場で生まれる奇跡的な瞬間の数々。映画ファン、そして何かを創り出す全ての人へ贈る、創造の現場からの熱いメッセージ。
ネット上の声
- エンターテイメントのエンターテイナー監督
- 「タンポポ」の作り方
- メタ認識のできた人
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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巨悪の脱税を追う国税査察官、通称マルサ。しかし、彼女自身に仕掛けられた巧妙な罠。追う者が追われる者へと変わるサスペンス。
現代日本の大都市。どんな不正も見逃さない国税局の敏腕女性査察官、通称マルサ。巨大企業の巧妙な脱税スキームを追っていた彼女のもとに、ある日、匿名で届いた一枚の告発状。そこに記されていたのは、なんと彼女自身の脱税疑惑。組織内部の裏切りか、それともターゲットである巨大企業が仕掛けた罠か。味方は誰もいない。信じられるのは己の正義感と査察官としての矜持のみ。孤立無援の中、自らの潔白を証明するため、そして見えざる敵の正体を暴くための孤独な調査の開始。
ネット上の声
- 周防監督の作品
- 超楽しかった😭すごい😭映画というか映像制作の全部入ってた😹社長さまありがとうすぎ
- 映画のメイキングというのはだいたい俳優たちのしょーもない苦労話とか関係者が互いに
- こんなふうに(伊丹)映画ができていくのかと思うと愛おしい、宮本信子はカメラが回っ
ドキュメンタリー
- 製作年1987年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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顔に刻まれた無数の傷跡。それは一人のヤクザが背負った壮絶な人生の証。昭和任侠映画の金字塔。
舞台は昭和初期の横浜。医師になる夢を絶たれ、ヤクザの世界に身を投じた男、松田。彼の顔には、これまでの修羅場を物語る数多の傷跡が刻まれている。仁義を重んじ、弱きを助ける昔気質のヤクザである彼は、新興勢力との縄張り争いに巻き込まれていく。裏切りと暴力が渦巻く非情な世界で、己の信念を貫き通そうとする松田。その生き様は、やがて大きな抗争へと発展していく。一人の男がその顔に刻み込んだ、壮絶な人生の記録。
ネット上の声
- 松竹で撮っても東映クオリティ
- 俳優・伊丹十三の最高傑作
- 今はもう、誰も知らない
- ほほに傷の先生がたばこ
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督加藤泰
- 主演安藤昇
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鬼才・伊丹十三監督はいかにして傑作『マルサの女2』を創り上げたのか。その創作の秘密に迫る記録。
映画『マルサの女2』の製作現場に密着したドキュメンタリー。徹底した取材とリアリズムで社会派エンターテイメントを確立した伊丹十三監督。その妥協なき映画作りの全貌を、膨大なメイキング映像と関係者の証言で明らかにする。俳優への厳しい演技指導、細部までこだわり抜く小道具、そして物語の核心を突く脚本術。観客を熱狂させた傑作の裏側に隠された、監督の情熱と苦悩、そして創造の喜び。映画ファン必見の貴重な記録。
ネット上の声
- マルサ2に迫る周防監督
- 三國連太郎と犬の相性の良さったらなくて、どんな犬でも格上げされちゃいそうな思い出
- ラッシュの映像みせて、「さぁ、どうやって編集するか考えてみましょう」なんて凄い映
- マルサの女2のメイキングというか、マルサの女2を題材にした映画製作ガイド
ドキュメンタリー
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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戦時下の日本。愛する人を待ち続ける一人の女性の、狂おしいほどの純愛と情念を描いた悲恋物語。
太平洋戦争末期の山陰地方の村。きよのは、出征した夫・久雄の帰りをひたすらに待ち続ける。戦況が悪化し、久雄の戦死の報が届いても、彼女はその事実を受け入れられない。「夫は生きている」と信じ、周囲の奇異の目にも屈せず、貞節を守り抜く決意。しかし、戦争がもたらす過酷な現実は、彼女の純粋な心を少しずつ蝕んでいく。愛と狂気の狭間で揺れる魂の行方。その一途な想いがたどり着く、衝撃的な結末。
ネット上の声
- 世紀の美女・浅丘ルリコと二枚目・伊丹一三
- これじゃ戦争には勝てない
- とにかく浅丘ルリ子を美しく撮る この目的は十分に達しています
- 鉄橋の途中に避難所があったんだ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督蔵原惟繕
- 主演浅丘ルリ子
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一緒に寝ても、体を開こうとしない若い女と、中年の作家の関係を描く吉行淳之介の同名の小説の映画化で、脚本は浜地一郎と田辺泰志の共同執筆、監督は「原子力戦争 Lost Love」の黒木和雄、撮影は鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 猥褻と芸術の境界線は何処にあるのだろう?
- これぞ芸術作品
- 家で執筆の際はチャイナシャツ、たぶんレノマのガウンにダブルブリッジのメガネ、フレ
- オリーブオイルを持ち歩く全身下半身な伊丹十三が桃井かおりの処女をどうしても奪いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督黒木和雄
- 主演桃井かおり
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昭和二十年、沖縄慶良間列島渡嘉敷島の集団自決を生きのびた赤ん坊であり、今は何もそのことを記憶していないという暗示的な運命を持つ「シャカ」と呼ばれる青年と、その恋人や友人たちの、真の「ことば」を求めての魂の遍歴の記録として、映画は展開される。脚本は「沖縄列島」の東陽一と前田勝弘、監督も同作の東陽一。撮影も同作の池田伝一がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 言葉の洪水のあとで
- 遥かなる戦争の記憶に…
- 緑魔子が悪魔にも魔法使いにも見えてきた所から面白く思えてくるが内外を同時になぞっ
- 東陽一の場合、後の『サード』の印象が強くて初期は何だか大島渚のディスカッション映
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督東陽一
- 主演河原崎長一郎
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“修羅雪姫”シリーズ二作目。無実の罪で惨殺された父母の怨みを背負った修羅の子が、その仇を討ったあと明治時代の政治的混乱にまきこまれ、再び紫紺の蛇の目傘の仕込み刃で華麗に舞う。脚本は「修羅雪姫」の長田紀生と大原清秀、監督は「赤ちょうちん」の藤田敏八、撮影は鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 修羅雪姫2!主演はもちろん芽衣子さん😎
- 前作で死んだ筈なのに、生きてました。
- 実は明治という時代こそが修羅であった
- ええっ!それだけしか殺していないの?
時代劇
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督藤田敏八
- 主演梶芽衣子
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敗戦直後の淡路島を舞台に、野球を通して子供たちに民主主義を学ばせようとする女教師と、スポーツに目覚めていく子供たちとの絆を描く。原作は阿久悠の同名小説で昭和五四年度下半期の直木賞候補作品。脚本は「夜叉ヶ池」の田村孟、監督は「悪霊島」の篠田正浩、撮影も同作の宮川一夫が各々担当。
ネット上の声
- 戦後の私達の全員がMacArthur's Childrenだったのです
- 〜夏目雅子と子供たちとの夏休みの思い出〜
- 変わらぬ宮川の撮影、変わりゆく映画と社会
- 夏目雅子の美しさと瀬戸内海の穏やかな風景
野球、 ヒューマンドラマ
- 製作年1984年
- 製作国日本
- 時間143分
- 監督篠田正浩
- 主演夏目雅子
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高校の先輩・吉岡を慕って都内の大学に進学した秋子は、堕落した生活を送る吉岡に失望し、田舎に帰ろうとする。だが、心理学ゼミの教授・平山に引き留められ、平山の“恥じらい理論”の研究対象に。そして、奇妙な“恥ずかし実験”が繰り広げられる。
ネット上の声
- やりたい気持ちは分からないでもないけど。
- 洞口依子さんのペチャパイが見られる作品
- これが出世作になる時代って...
- ブラームス聴かない?
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督黒沢清
- 主演洞口依子
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「ギャングの帝王」のトリオの石松愛弘と降旗康男が共同でシナリオを執筆し、降旗康男が監督した“懲役十八年”シリーズ第二作目で、撮影は仲沢半次郎が担当した。
ネット上の声
- 加藤泰監督の傑作『懲役十八年』に続くシリーズ2作目だが、内容的には特に関係が無い
- 汗とホコリっぽい前作とは全然別物で洒落た犯罪ものです
- 安藤昇作品を見続けている錯覚に陥る
- 安藤昇のセクシィーだだ漏れ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督降旗康男
- 主演安藤昇
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「ザ・スパイダースのゴーゴー向う見ず作戦」の倉本聰がシナリオを執筆し、「めぐりあい(1968)」の恩地日出夫が監督したドキュメンタリー・タッチの青春もの。撮影は「喜劇 駅前火山」の黒田徳三。
ネット上の声
- 戦争から遠く離れて
- 話と古い街並みが興味深い
- 話と古い街並みが興味深い
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督恩地日出夫
- 主演伊丹十三
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夏目漱石の同名小説を映画化したもので、一匹の猫の眼を通して、通俗的な社会にはかない抵抗をしめす中学教師を描く喜劇。脚本は「ノストラダムスの大予言」の八住利雄、監督・潤色は「股旅」の市川崑、撮影は「雨のアムステルダム」の岡崎宏三がそれぞれ担当。音楽はバッハの「インベンション」よりとっている。
ネット上の声
- 市川崑×仲代達矢、実は「女王蜂」を観る前にこちらを観ていたのでついでにレビューし
- 会話と叙情の工芸品・・ぜひDVD発売を!
- 「行水の女に惚れる烏かな 虚子」
- 魅力的なくしゃみ君
文芸・史劇
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督市川崑
- 主演仲代達矢
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太平洋戦争末期、必死の人間魚雷「回天」に搭乗した若者たち。国を想い、愛する人を胸に、彼らが向かった還らざる海の記録。
敗色濃厚な太平洋戦争末期の日本。戦局を打開すべく、海軍は人間が操縦する特攻兵器「回天」を開発。海軍兵学校を卒業したばかりのエリート将校たちは、国を守るという使命感からこの極秘任務に志願する。死と隣り合わせの過酷な訓練。家族や恋人への想いを胸に秘め、仲間との絆を深めながらも募る死への恐怖と葛藤。そしてついに訪れる出撃の日。若者たちはそれぞれの決意を胸に、決戦の海へと向かう。
ネット上の声
- 新東宝の1955年の「人間魚雷回天」より、創作の割合は低めながら、感情に訴えようとする演出は多めになっています
- 超有名俳優の熱演とは裏腹に・・・。
- この作品より、「人間魚雷 回天」
- ほぼ反戦色のない戦争記録映画。
戦争
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督小沢茂弘
- 主演鶴田浩二
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昼は善意な町の鍼医者、夜は金をもらって悪を消す仕掛人梅安の活躍を描く。池波正太郎の原作の映画化で、脚本は「ツィゴイネルワイゼン」の田中陽造と「影の軍団 服部半蔵」の志村正浩の共同執筆、監督は「本日ただいま誕生」の降旗康男、撮影は「赤穂城断絶」の宮島義勇がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 気持ちが萎える様な話を梅安が成敗してくれる。
- ゆっくりマラソン🏃している必殺シリーズ💡
- 緒形拳の梅安が大方の人のイメージなんだろうけど、錦之助と中村嘉葎雄の役者が一枚上
- こどものころ、なぜか萬屋錦之介さんが好きだったの急に思い出して検索したら、これが
時代劇
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督降旗康男
- 主演萬屋錦之介
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脚本執筆には新人の丸林久信があたり、「ヒロシマの証人」の斎村和彦が「新宿の現実をふまえたその上で、主人公にキレイな夢と若い詩を託して描いてみたい」とメガホンをとった風俗もの。撮影は佐藤和夫が担当した。
青春
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督斎村和彦
- 主演松岡きっこ
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ドキュメンタリー
- 製作年1992年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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ドキュメンタリー
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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ドキュメンタリー
- 製作年1990年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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中国の古典『金瓶梅』を素材にしたもので、上田学而の原訳(人物往来社版)を、大和屋竺が脚色し、「壁の中の秘事」の若松孝二が監督した。撮影は伊東英男。
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督若松孝二
- 主演真山知子
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ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督---
- 主演高橋幸治