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イタリアのナンニ・モレッティ監督が、息子を亡くした精神分析医とその家族の悲しみと再生を温かいまなざしでつづったヒューマンドラマ。
イタリアの小さな港町で精神分析医として働くジョバンニは、妻パオラ、娘イレーネ、息子アンドレアとともに幸せな毎日を過ごしていた。ところがある日、アンドレアがダイビング中の事故で帰らぬ人となり、平穏だった家族の日常は一変。3人はそれぞれ深い悲しみに包まれ、ジョバンニは仕事にも身が入らなくなってしまう。そんな中、家族の前にアリアンナという少女が現れる。彼女は夏休みのキャンプで知り合ったというアンドレアのガールフレンドだった。
モレッティ監督が父ジョバンニ役で自ら主演を務め、ラウラ・モランテが妻パオラ、ジャスミン・トリンカが娘イレーネを演じた。「ライフ・イズ・ビューティフル」のニコラ・ピオバーニが音楽を担当。2001年・第54回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。
ネット上の声
- 慣れ親しんでるアメリカ映画じゃないやつを見たいなと思って、パルムドール獲ってるこ
- イタリアの異端児ナンニ・モレッティとは?
- 監督&主演ナンニ・モレッティ🎬
- 心の垢をおとしてくれました
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国イタリア
- 時間99分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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完璧主義で潔癖症の高校教師。隣人の死をきっかけに、彼の異常な正義感が暴走を始める異色サスペンス。
1980年代のローマ。潔癖症で完璧主義の数学教師ミケーレは、生徒や友人にも自らの歪んだ理想を押し付ける日々。そんな彼の日常は、アパートの隣人が殺害されたことで一変。警察の捜査に苛立ち、独自の調査に乗り出すミケーレ。彼の異常なまでの観察眼と秩序への執着は、次第に周囲を巻き込み、恋人ビアンカとの関係をも破壊していく。正義感の暴走は、やがて彼自身を容疑者へと仕立て上げる。狂気の探偵が最後に暴き出す、世界の不条理と事件の真相。
- 製作年1984年
- 製作国イタリア
- 時間98分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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ベスパでローマを駆け巡る映画監督。日常、島巡り、そして病。人生の断片をユーモラスかつ哲学的に綴った、三部構成のセルフポートレート。
映画監督ナンニ・モレッティ自身が主人公となり、三つの章で構成される私的日記。第一章「ぼくのベスパ」。夏のローマをベスパで走り抜け、街並みや人々、映画への愛憎を独特の視点で語る。第二章「島々」。友人と共に訪れたエオリア諸島で、静寂を求めるも俗世の喧騒からは逃れられない皮肉な旅。そして第三章「医師たち」。原因不明の病に苦しみ、専門医を渡り歩く自身の闘病生活を赤裸々に記録。ユーモアと風刺、そして深い思索に満ちた映像エッセイが、観る者の心に静かな問いを投げかける。人生の不条理さと美しさを巡る、唯一無二の旅路。
ネット上の声
- なんでろう?観ると楽しくなるんだな
- モレッティのマイナーイタリア案内
- 【ナンニ・モレッティ監督自身が登場する、クスクス可笑しい三章で構成されたシネマエッセー。】
- ショートコントが如何に繋がるか?
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間101分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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故郷のローマに戻って来た新米神父の姿を描く。製作はアキーレ・マンゾッティ、監督・脚本・原案はナンニ・モレッティ、共同脚本・原作はサンドロ・ペトラリア、撮影はフランコ・ディ・ジャコモ、音楽はニコラ・ピオヴァーニが担当。出演はナンニ・モレッティ、フェルッチョ・デ・セレサほか。
ネット上の声
- これがコメディ扱いなのか・・・
- 妻と子供を持った元司祭、妊娠中の妹、不倫相手との間に子供が出来た父、息子持ちの上
- いわゆる「親愛なる日記」とかじゃないテイストのモレッティ作品
- ナンニ・モレッティ監督・脚本・主演の辛口コメディ
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国イタリア
- 時間95分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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原作者ガビーノが登場して語る生い立ち。6歳から山で羊飼いの修行を強いられたガビーノ。恐い父と厳しい自然に育てられ無口な羊飼いに成長した彼だったが、音楽との出会い、軍隊での学問との出会いを経て、やがて強権的な父と対決する時がやってくる……。沈黙からコミュニケーションへという主題を壮絶に美しく描く、タビアーニ兄弟の日本での劇場公開第1作。
ネット上の声
- とある作家が父の支配を乗り越えるまで。ただそれだけなのだが、何故か...
- とある作家が父の支配を乗り越えるまで。ただそれだけなのだが、何故か...
- タヴィアーニ兄弟監督によるオイディプス神話
- 【賢者列伝】 暴れ猿の手を縛れ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国イタリア
- 時間113分
- 監督パオロ・タヴィアーニ
- 主演オメロ・アントヌッティ
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映画製作にとりかかろうとしている監督の苦悩を描くコメディ。製作はレンツォ・ロッセリーニ、監督・脚本・主演は「僕のビアンカ」のナンニ・モレッティ、撮影はフランコ・ディ・ジャコモ、音楽はフランコ・ピエルサンティが担当。出演はほかにラウラ・モランテなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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妻の出産・育児と自分の仕事との葛藤をドキュメンタリー風に描いたコメディ。監督・脚本・製作・主演は「親愛なる日記」のナンニ・モレッティ。撮影は「雨上がりの駅で」のジュゼッペ・ランチ。美術は「親愛なる日記」のマルタ・マッフッチ。編集はアンジェロ・ニコリニ。録音はアレッサンドロ・ツォノン。衣裳はヴァレンティーナ・タヴィアー二。共演は「ニルヴァーナ」のシルヴィオ・オルランドほか。
ネット上の声
- 【ナンニ・モレッティの極私的ドキュメンタリー風作品。子育て、政治に翻弄されても、彼が一番やりたいことは映画製作なのである。】
- ベルルスコーニが選挙に勝った当時のお話
- 政治やら映画制作やら子の誕生やらでてんやわんやになるモレッティ(パッケージに全部
- モレッティが出産前の奥さんのお腹にまだ出てこないでくれって頼んだりあんな映画を観
ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間78分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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記憶を失った共産党員の水球選手。試合の行方と、失われたアイデンティティの行方を描く、奇想天外な政治コメディ。
1980年代イタリア。交通事故で記憶を失った男、ミケーレ。彼はなんと、共産党の議員であり、水球チームのエース選手だった。過去を忘れたまま、彼はチームの命運を懸けた重要な試合に出場することに。プールサイドでの会話、テレビのニュース、対戦相手の野次。断片的な情報が、彼の失われた記憶を呼び覚まそうとする。試合の熱狂と、自身の政治的アイデンティティを巡る葛藤が交錯する、奇妙でシュールな一日。勝利を決める最後のシュートの瞬間、彼は一体何者としてボールを放つのか。
ネット上の声
- 『赤いシュート』 東京国際映画祭ナンニ・モレッティ監督特集にて鑑賞
- もし最後イタリア車(かどうかは知らないが)があんなにみすぼらしい壊れかたをしてい
- 素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしい素晴らしいあまりにも
- 短尺だからと油断してランチ後ノンカフェインで挑んだら見事に熟睡
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国イタリア
- 時間87分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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「ローマ法王の休日」「息子の部屋」などで知られるイタリアのナンニ・モレッティ監督が、時代の変化についていけない映画監督が痛い目にあって初めて大切なことに気づく姿をユーモラスにつづったヒューマンドラマ。
イタリアの映画監督ジャンニは、これまで40年間、プロデューサーの妻に支えられながら映画を制作してきた。チネチッタ撮影所での新作撮影を目前に控え、頭の中はアイデアでいっぱいのジャンニだったが、順調だと思っていたのは本人だけだった。女優は演出に口を出すばかりか政治映画をラブストーリーだと言い出し、娘に紹介されたボーイフレンドは自分ほどの年齢だという。誰にも理解されず、ひとり帰宅して目を覚ますと、今度は妻から別れを切り出されてしまう。さらにプロデューサーが詐欺師であることが発覚し、資金不足で撮影が止まってしまう。
主人公の映画監督ジャンニをモレッティ監督が自ら演じ、モレッティ作品の常連俳優マルゲリータ・ブイ、フランスの名優であり映画監督でもあるマチュー・アマルリックが共演。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
ネット上の声
- アテンツィオーネ!!トロッキーだよー。
- 終始笑える映画監督の映画
- 81/2を撮りたい?
- 劇中劇に興味が
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間96分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ
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夢や希望を失った若者たちの姿を描く青春コメディ。製作はマリオ・ガッロ、監督・脚本・主演は「監督ミケーレの黄金の夢」のナンニ・モレッティ、撮影はジュゼッペ・ピノリ、音楽はフランコ・ピエルサンティが担当。出演はほかにリナ・サストリなど。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国イタリア
- 時間103分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ナンニ・モレッティ