-
8mmカメラを手にした平凡な男。記録への情熱が、彼の日常と運命を狂わせる社会派ドラマ。
1970年代、共産主義体制下のポーランド。娘の誕生を機に8mmカメラを購入した工場労働者フィリップ。ささやかな記録のつもりが、やがて映像制作の魅力にのめり込んでいく。会社の依頼で記録映画を撮り、コンクールで入賞。彼の才能は周囲に認められるが、真実を映し出すカメラは、時に家族や職場との間に深刻な亀裂を生む。表現の自由と社会的責任、芸術への情熱と家庭生活。その狭間で揺れ動く男が直面する、痛みを伴う選択。
ネット上の声
- ポーランド映画、あなどるなかれ 実は「映画哲学」。 ― あれよあれよと云う間に、映画製作の世界にハマって 〜転落していく映画人の可笑しみを通して。
- この映画は、巨匠クシシュトフ・キェシロフスキの初期(1979年)彼が弱冠38歳の
- 自分の夢と平穏な生活は両立出来るのか
- そしてカメラマニアは愛に帰る
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国ポーランド
- 時間112分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演イェジー・シュトゥル
-
3年の刑期を終え、男が求めたのはささやかな「平穏」。しかし社会の不条理が、彼の小さな願いを静かに蝕んでいく社会派ドラマ。
1970年代、社会主義体制下のポーランド。3年の刑期を終え出所した青年アントニは、過去を捨て、地方の建設現場で働き始める。愛する女性と出会い、テレビを買い、新しい生活を築こうと真面目に働く日々。彼が求めたのは、ただささやかな「平穏」。しかし、彼の周囲では労働者たちのストライキ計画が進行。経営陣と労働者の対立に巻き込まれ、彼の望む日常は徐々に崩壊していく。時代の大きなうねりが、一人の男の幸福を翻弄する。
ネット上の声
- どうしたらデブのように死ねるのか?
- 後期のキェシロフスキ監督は幻想的な映画にもなっていきますが、初期は社会派のリアリ
- 誰か私よりいいレビュー書いてください!
- 草原を疾走する馬
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ポーランド
- 時間82分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演イェジー・シュトゥル
-
「トリコロール」三部作で知られるポーランドの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキー監督。本作は、ドキュメンタリー監督として活躍していたキエシロフスキーによる初の劇場長編作。ポーランドの地方都市オレツコでの工場建設をめぐり、地元住民と工場運営側が対立。その狭間に立つ、オレツコ出身でありながら、工場の監督官に任命されたベトナシュの苦悩を描く。
ネット上の声
- ドキュメンタリーと劇映画の狭間で
- キェシロフスキらしくないかも
- キェシロフスキ監督作品5作品目
- これまたキェシロフスキの社会派ドキュメンタリー作家からドラマ監督への過渡期を感じ
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国ポーランド
- 時間104分
- 監督クシシュトフ・キエシロフスキー
- 主演フランシツェク・ピエツカ
-
「息子の部屋」「親愛なる日記」のナンニ・モレッティ監督が、ローマ法王のつかの間の休日を笑いと涙を交えて描くハートフルドラマ。ローマ法王が死去し、新しい法王を選出するため各国の枢機卿がバチカンに集まる。全員が心の中では面倒な法王に選ばれたくないと思うなか、誰もが予想していなかったメルビルが新たな法王に選出される。メルビルはプレッシャーのあまりローマの街へ逃げ出すが、街の人々と触れ合うことで人生において大切なものや法王の存在意義とは何かを見つめ直していく。
ネット上の声
- 役者になりたかった法王と「かもめ」の寓意
- 10億人信者がオーマイガーッと卒倒必至?
- お前は生徒会長に選ばれ登校拒否る小学生か
- 監督がバチカンの悪口を言いたいだけ
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国イタリア
- 時間105分
- 監督ナンニ・モレッティ
- 主演ミシェル・ピッコリ