全32作品。アンソニー・ウォンが出演した映画ランキング

現代の香港。人生に絶望した車椅子の男と、夢を追うフィリピン人メイド。二人の奇妙な共同生活。

活気あふれる香港。事故で半身不随となり、人生を諦めた中年男性リョン・チョンウィン。彼の元に、写真家になる夢を抱きながら働くフィリピン人家政婦エヴリンがやって来る。広東語も話せず、介護も未経験な彼女に、チョンウィンは冷たく当たる。しかし、エヴリンの明るさとひたむきさが、彼の頑なな心を少しずつ溶かしていく。家族からも孤立した男と、故郷を遠く離れた女。二人の間に芽生える、主従を超えた絆の物語。

警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官。10年の時を経て、二人の男の宿命が交差するサスペンス・アクション。

1991年、香港。警察学校の生徒ラウはマフィアのスパイとして警察に潜入。一方、警察学校を退学させられたヤンは、潜入捜査官としてマフィア組織へ。10年後、エリート警察官となったラウと、マフィアの幹部となったヤン。ある麻薬取引をきっかけに、互いの組織にスパイがいると発覚。正体発覚は死を意味する極限状況。自らのアイデンティティと運命を賭けた、壮絶な心理戦の幕開け。

闇社会のボスを護衛するために集められた5人のプロフェッショナル。固い絆で結ばれた彼らに下される、非情なる掟。

香港の黒社会のボスが命を狙われ、その護衛として凄腕の男たちが集結。かつては兄弟のように過ごした5人のプロフェッショナルは、完璧なチームワークで次々と襲い来る刺客を撃退する。しかし、任務が成功したかに見えた矢先、ボスから「この中に裏切り者がいる」という非情な指令が下る。昨日までの仲間が、今日の標的。友情と組織の掟の間で揺れ動く男たち。銃口の先に見えるのは、一体誰なのか。ジョニー・トーの美学が凝縮された、スタイリッシュ・ノワール。

香港返還前夜。裏社会と癒着する野獣刑事と、正義を信じるエリート刑事。二人の男の運命が、巨大な抗争の中で交錯する。

1997年、香港返還を目前に控えた混沌の街。黒社会のボスと兄弟同然に育ち、癒着関係を続けるトゥン刑事。彼の管轄に、正義感の強いエリート刑事マイクが赴任してくる。水と油の二人は、ことあるごとに対立。しかし、トゥンの旧友であるボスが縄張りを拡大し、街の秩序が崩壊の危機に瀕した時、事態は急変。友情か、正義か。究極の選択を迫られたトゥンの中に眠る「野獣」が目を覚ます。香港ノワールの傑作。

帰郷した裏切り者を待つのは友情か、死か。男たちの絆と宿命が交錯する、スタイリッシュ・ノワール。

1999年、ポルトガル返還を目前に控えたマカオ。組織を裏切った男が、妻子を連れて故郷へ帰還。彼を待っていたのは、かつての仲間たち。二人は暗殺の指令を受け、二人は彼を守るため。一触即発の対峙の末、彼ら5人は一時休戦し、裏切り者の再起を賭けた危険な強奪計画に共に挑む。しかし、その背後には組織の非情な掟。友情と宿命が銃弾と共に交錯する、男たちの挽歌。果たして彼らは、絆を守り抜けるのか。

1991年、香港返還前夜。若き警官とマフィア、二人の男の運命が交差する、裏切りと宿命の物語の序章。

1991年、香港返還を目前に控えた激動の時代。マフィアのボス暗殺事件をきっかけに、警察とマフィアは互いの組織にスパイを送り込む。警察学校を優秀な成績で卒業したラウはマフィアへ、亡きボスの息子ヤンは警察へ。それぞれが正体を偽り、危険な二重生活を開始。信頼と裏切りが渦巻く非情な世界で、二人の若者は己の存在意義に苦悩する。これは、後に壮絶な運命を辿る二人の男の、宿命の原点。無間地獄へと続く物語の、衝撃の序章。

香港ノワールの金字塔「古惑仔」シリーズ第2弾。義兄弟の絆と裏切りが渦巻く、台湾を舞台にした壮絶な抗争劇。

香港マフィア「洪興社」の幹部となったチャン・ホーナム。一方、台湾に渡っていた親友のサンカイは、現地の黒社会で頭角を現していた。香港での勢力争いが激化する中、ホーナムは台湾の組織との同盟を図るため、サンカイのもとへ。しかし、そこには巨大な利権と裏切りが渦巻く、新たな抗争が待ち受けていた。友情か、組織の掟か。極限の選択を迫られる男たち。香港と台湾、二つの地を股にかけた、血と硝煙にまみれた仁義なき戦いの幕開け。

香港を代表する名優アンソニー・ウォンが主演を務め、孤独なタクシー運転手と難民の少年の心の交流を描いたヒューマンドラマ。 パキスタンから香港へやって来た難民の両親のもとに生まれ香港で育った少年ハッサンは、家族とともにカナダへ移住することを夢見ていた。ところがある日、父が交通事故で亡くなり、その夢は突然奪われてしまう。ハッサンは難民で構成されたギャングに加わるが、警察のギャング対策に巻き込まれて追われる身となる。一方、1970年代に本土から香港に密入境したタクシー運転手チャン・バクヤッは、警察官として働く息子との関係がうまくいかずにいた。バクヤッはハッサンの逃亡を手伝うことを決心し、2人の間には絆が芽生え始めるが、やがてハッサンはバクヤッこそが父の命を奪った事故を引き起こした運転手だと知る。 本作が映画初出演となるパキスタン出身のサハル・ザマンがハッサンを演じ、2023年・第41回香港電影金像奨にて10歳にして最優秀新人俳優賞を受賞。本作が長編第1作となる新世代監督ラウ・コックルイがメガホンをとった。

香港の片隅で暮らす、ちょっとおバカな子ブタのマクダル。彼の夢と、母との愛に満ちた日常の物語。

現代の香港。幼稚園に通う子ブタのマクダルは、決して賢くはないけれど、心優しい男の子。シングルマザーの母親は、彼を必死にエリートに育てようと奮闘。モルディブ旅行を夢見るマクダルと、息子のために全てを捧げる母。貧しいながらもユーモアと愛情に溢れた彼らの日々。香港の街並みを背景に、親子の絆と、ささやかな幸せを描く、心温まる物語。

90年代、欲望渦巻く香港。正義感溢れる型破りな刑事と、冷酷非道な犯罪組織ボスとの壮絶な死闘。

1990年代、返還前の熱気に満ちた香港。組織犯罪課のサン警部補は、正義のためなら手段を選ばない熱血漢。彼のターゲットは、国際指名手配中の犯罪組織のボス、トン。狡猾で残忍なトンは、警察内部にも内通者を持ち、サンを翻弄。度重なる挑発と妨害。信頼する仲間を失い、警察組織からも孤立していくサン。怒りと執念だけを胸に、たった一人で巨大な悪へと立ち向かう決意。法か、暴力か。男の誇りを賭けた最後の戦い。

警察に潜入したマフィアと、マフィアに潜入した警察官。光と闇、二つの世界で生きる男たちの宿命を描く香港ノワール。

舞台は、犯罪組織と警察の攻防が激化する現代の香港。警察官としての身分を捨てマフィア組織に潜入する男と、マフィアでありながら警察内部で情報を流す男。長年にわたる潜入捜査の中、互いの組織にスパイがいることに気づき始める両者。目的は、自らの正体を隠しながら、敵組織に潜むスパイを暴き出すこと。一瞬の油断が死に繋がる極限の心理戦。誰が敵で、誰が味方なのか。疑心暗鬼が渦巻く中、二人の男は己の存在意義を賭けた最後の戦いへ。

ポルトガル返還直前のマカオを舞台に、突如現れた娘との奇妙な共同生活が始まる中年刑事の物語。

1999年、中国への返還を目前に控えたマカオ。汚職に手を染め、刹那的な日々を送る警察官マー・チェンシンの前に、見知らぬ少女ヤンが現れる。彼女は、かつて一夜を共にした女性との間に生まれた、自分の娘だと告げる。突然の出来事に戸惑いながらも、二人の奇妙な共同生活がスタート。奔放なヤンに振り回され、父親としての責任に戸惑うチェンシン。時代の大きな転換点を迎えたエキゾチックな街で、孤独だった二つの魂が次第に寄り添っていく。失われた時間と、不器用な親子愛を描く、切なくも美しい人間ドラマ。

記憶を失いゆくシェフの、復讐の旅路。マカオの闇を舞台に、孤独な男とプロの殺し屋たちの奇妙な絆が交錯するノワール・アクション。

きらびやかなネオンが彩るマカオ。かつて凄腕の殺し屋だったフランス人シェフ、コステロは、娘一家を惨殺され復讐を誓う。しかし、彼の脳は過去の銃弾によって蝕まれ、記憶が徐々に失われていく病。犯人を追う中で偶然出会ったのは、地元の殺し屋3人組。コステロは全財産を彼らに託し、復讐の代行を依頼。自分の顔さえ忘れないようポラロイドにメモを書き、消えゆく記憶と戦いながら、巨大な組織に挑む男たち。これは仕事か、友情か。非情な裏社会で交わされた約束の行方を描く、哀愁の物語。

殺人鬼が最凶ウイルスと融合。香港を震撼させる、感染パニックと狂気のバイオレンス・ホラー。

舞台は1990年代の南アフリカと香港。指名手配され香港から逃亡した男、カイ。アフリカのレストランで働く彼は、現地でエボラウイルスに感染するも奇跡的に生き延び、保菌者となる。香港へ舞い戻った彼は、その凶暴な本性を爆発させ、行く先々で暴行と殺人を繰り返す。唾液、血液、体液。彼の体から撒き散らされる致死率100%のウイルスが、香港の街を地獄絵図へと変貌させる。警察の追跡とウイルスの猛威、二重の恐怖が人々を襲う、戦慄のパンデミック・スリラー。

ブルース・リーが「ドラゴン怒りの鉄拳」（1971）で演じたヒーロー、チェン・ジェンを主人公にしたカンフーアクション。1925年の上海。極秘裏に日本軍へのレジスタンス活動を行っているチェン・ジェンは、各国の要人が出入りするナイトクラブ「カサブランカ」へ素性を隠して潜入。そこで出会った歌手キキとひかれあっていくが、キキもまた打ち明けられない秘密を抱えていた。チェン・ジェンに扮するのは「イップ・マン　葉問」のドニー・イェン。監督は「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ。

監獄“火焼島”を舞台に繰り広げられる男たちのドラマ。ジャッキー・チェン、レスリー・チャン、アンディ・ラウ、サモ・ハン・キンポーがそろい踏みした前作「炎の大捜査線」（91）とはストーリー上のつながりはない。監督はチュー・イェンピンが続投し、同監督の「危険な天使たち」でコンビを組んだ金城武とニッキー・ウーの若手が主演。製作・製作総指揮はロウ・タァオホイ。脚本はフー・リー。撮影はチェン・ジョンシュ。音楽はリッキー・ホー。美術は張季平。編集は陳博文。武術指導はリン・マンション。共演は「エボラ・シンドローム　悪夢の殺人ウィルス」のアンソニー・ウォン、「食神」のン・マンタほか。

平凡な整体師の父は、実は伝説の元スパイ。父が誘拐され、カンフーキッズたちが最強の敵に立ち向かうアクション・コメディ。

現代の香港。整体院を営む父テディのもとで育ったニッキーとナタリーの兄妹。彼らは父からカンフーを習っているが、それがただの健康法だと思い込んでいる。ある日、父の過去を知る謎の組織が襲来。テディは、かつて仲間を裏切った元スパイ、ロッコに誘拐されてしまう。兄妹は、父がただの整体師ではなく、国を守った伝説のスパイだったという衝撃の事実を知る。父を救出するため、これまで遊びだと思っていたカンフーの技を駆使し、プロの暗殺者集団に立ち向かう決意。隠された家族の秘密と、試される兄妹の絆。果たして彼らは、最強の敵から父を奪還できるのか。

ブルース・リーの師として知られるイップ・マンの青年期を描いた「イップ・マン　誕生」（2010）に続き、ハーマン・ヤウ監督がイップ・マンの晩年期を描いたカンフーアクション。1949年、中国から単身香港へと渡ったイップ・マンは、庶民を相手に詠春拳を教えていたが、中国と香港の国境管制により中国に残した愛妻ウィンセンに会える機会を失ってしまう。やがてウィンセンは亡くなり、その死に立ち会うことができずに途方に暮れたイップ・マンだったが、以前からひかれていた歌手ジェニーに亡き妻の面影を見出し、次第に親しくなっていく。そんなある時、スラム街・九龍城で開かれる闇試合に巻き込まれた弟子を助けるため、イップ・マンは他の弟子を引き連れ九龍城に乗りこむ。前作のデニス・トーに変わり、アンソニー・ウォンが晩年期のイップ・マンを演じる。

固い絆で結ばれた三人の刑事。タイの麻薬王を追う潜入捜査は、彼らの友情を試す非情な選択を迫る裏切りと銃弾のアクションノワール。

香港警察麻薬課に所属するティン、ワイ、ナムの三人は、幼い頃からの親友であり、固い絆で結ばれた仲間。彼らは長年の捜査の末、東南アジア最大の麻薬王「八面仏」を追い詰めるため、危険な潜入捜査でタイへ飛ぶ。しかし、情報漏洩により作戦は失敗、三人は敵の罠に嵌ってしまう。絶体絶命の状況下で、リーダーのティンは仲間二人のうち一人しか救えないという、究極の選択を突きつけられる。その苦渋の決断が三人の運命を狂わせ、友情は崩壊。数年後、香港で再会した彼らを待ち受けていたのは、裏切りと復讐が渦巻く、さらに過酷な戦いの始まりだった。

マカオで実際に起きた猟奇事件を、凄惨なスプラッター描写満載で描いたカニバリズムホラー。1986年、マカオの海岸でバラバラ死体が発見された。腐敗が進んでいたために警察の捜査は難航したが、やがて死体の身元が判明し、八仙飯店の店主ウォンが容疑者として逮捕される。壮絶な取り調べの末に自白に追い込まれたウォンは、元の店主チェン一家を皆殺しにして店を乗っ取ったことや、彼らの死体をミンチにしてつくった饅頭を客に食わせていたことを告白しはじめる。主演のアンソニー・ウォンが狂気の殺人犯を怪演し、第13回香港電影金像奨（香港アカデミー賞）で主演男優賞を受賞。日本ではその過激すぎる描写から長らく劇場での公開を見送られてきたが、2015年8月、90年代の香港バイオレンス映画を集めた特集上映「スーパークレイジー極悪列伝」（ヒューマントラストシネマ渋谷）で劇場初公開が実現。

香港の鬼才ジョニー・トーがプロデューサーを務め、「頭文字D THE MOVIE」「インファナル・アフェア」のショーン・ユーとアンソニー・ウォンが共演したカーアクション。覆面パトカーチームの若手警官ショーンは、指名手配犯で一流の「逃がし屋」として知られるジョン・サンを壮絶なカーチェイスの末に逮捕する。しかし、他の仲間を逃がすためにわざと捕まっただけのジョン・サンはすぐに脱走。ショーンは雪辱を晴らすべく、かつてのエースドライバーで定年間近のローの指導を仰ぎ、運転技術に磨きをかけていく。ショーンとローの間には徐々に師弟の絆が芽生えていくが、そんなある日、再びジョン・サンが姿を現す。

45年間眠れない呪い。第二次大戦中の日本軍が犯した罪が、父から息子へと受け継がれる、血塗られた復讐の超常現象ホラー。

現代の香港と、第二次世界大戦中の日本占領下の香港が交錯する物語。著名な神経科医ラム・シキウの元に、元恋人モニークが奇妙な不眠の呪いに苦しんでいると助けを求めてくる。調査を進めるうち、ラムは自身の父が日本軍の通訳として、モニークの一族を惨殺した忌まわしい過去を知る。父が犯した罪が、呪いとなって現代に蘇り、ラム自身にも迫りくる。彼は呪いを解くため、父が封印した血塗られた過去と対峙することを決意。しかしそれは、想像を絶する恐怖と復讐劇の始まりだった。眠れば死ぬ、その恐怖の果てにある衝撃の真実。

武侠小説の古典『三侠五義』や『七侠五義』をベースにした武侠アクション・ラブコメディ。出演は「愛と死の間で」のアンディ・ラウ、「PROMISE」のセシリア・チャン、「頭文字D THE MOVIE」のアンソニー・ウォン。監督は「メダリオン」のゴードン・チャン。

「エグザイル　絆」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」のジョニー・トーが製作、アンソニー・ウォンが主演を務めたサスペンスノワール。悪徳不動産会社の社長ウォンの娘デイジーが誘拐されるが、ウォンは薬物中毒で反抗的なデイジーの自作自演だと決め付けて警察に通報しなかった。その結果、身代金を奪われた上、デイジーは遺体となって発見されるという最悪の結末を迎える。ウォンは犯人への復讐を誓い、忠実なボディガードのイウを連れて独自に犯人探しを始めるが……。

日系ブラジル人のキリンは、幼い頃にジャングルでアジア系ブラジル人のユダに拾われ育てられた。青年へと成長したキリンはユダの闇稼業を手伝っていたが、ユダの命が狙われたことをきっかけに人生が急激に変化する……。「悲夢」など国際的に活躍するオダギリジョーがキリン役で主演。ユダ役に「インファナル・アフェア」のアンソニー・ウォン。監督は「長江哀歌」などジャ・ジャンクー監督作品の撮影監督を務めるユー・リクウァイ。

天才科学者が発見した謎の生命体。それは、人類の存亡を賭けた壮絶な戦いの始まりだった。

舞台は現代の香港。主人公は、天才的な頭脳を持つ科学者ケン。彼の日常は、ある驚異的な発見によって一変する。それは、人間の意識に寄生し、コントロールする能力を持つ、謎の地球外生命体の存在。この未知との遭遇が、物語の引き金。人類を観察し、その価値を問い始める生命体は、やがて世界を混乱の渦に巻き込んでいく。ケンの目的は、この生命体との対話、そして人類滅亡の阻止。しかし、彼の前には、警察からの不信や、刻一刻と迫る破滅のタイムリミットという巨大な困難が立ちはだかる。人類の未来を賭けた、孤独な戦いの結末。

　香港の特殊部隊と武器密輸組織が死闘を繰り広げるバトル・アクション。香港安全省刑事課の特殊部隊のメンバーであるアイ・チェンは、ある事件がもとで恋人との関係がきまずくなる。