-
「東海道四谷怪談」「菊宴月白浪」で知られる鶴屋南北の『盟三五大切』を、「薔薇の葬列」に次いで劇映画の第二目として松本俊夫が脚本・監督した。撮影は「キューバの恋人」「薔薇の葬列」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 歌舞伎が原作の時代劇も松本俊夫監督の手にかかるとアングラ感が出る
- 『修羅』を見ずして、松本作品は語れず!
- 戦慄するか、爆笑するか。
- 酷いよ……/度々挟み込まれるルート分岐的な演出に主人公の根本の性格が描写されてい
時代劇
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督松本俊夫
- 主演中村賀津雄
-
2024年5月に他界した劇作家・唐十郎と彼が率いた「劇団唐組」の活動を記録した、2008年製作のドキュメンタリー。2006年秋の新作戯曲執筆から2007年春の公演初日までを追った。
演劇界に衝撃を与えた1967年の新宿・花園神社での紅テント公演から40年を経た2007年。67歳になっても唐の芝居に対する情熱は衰えることを知らなかった。本作では、自らを「偏執狂」と呼ぶ唐の、芝居作りにかける偏執ぶりをありありと描き出す。また、そんな唐の才能にひかれて集まった、劇団唐組の14人の俳優たちの姿も映し出す。平均年齢30歳の劇団の若者たちは、俳優として修業を積みながら、同時に座長である唐という圧倒的な存在を受け入れる修業を続けていた。
大島渚の次男で、後に「なぜ君は総理大臣になれないのか」「国葬の日」などを手がける大島新監督のデビュー作。2024年12月、唐十郎追悼企画として、17年ぶりにリバイバル公開。
ネット上の声
- ドキュメンタリーと言ってしまって良いのか
- ドキュメンタリー映画だからと言って、
- 最初から意図された構成?
- シアトリカル観ました
劇団、 ドキュメンタリー
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督大島新
- 主演唐十郎
-
若松孝二が脚本・監督を務め、主演に唐十郎を迎えた異色のバイオレンス作品。長回しやパートカラーなどを駆使し、映画と演劇の垣根を取り払おうとする意欲作とも評される。
ネット上の声
- 実は、女性讃美映画かも・・・
- 若松孝二meets状況劇場&1967
- 若松、唐の性のホラー
- 母親回帰願望
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間57分
- 監督若松孝二
- 主演唐十郎
-
少年サンデーに連載されて反響を呼んだ、ジョージ秋山のマンガの映画化。脚本は「女殺し屋 牝犬」の小滝光郎と高畠久の共同執筆。監督は「ドリフターズですよ! 全員突撃」の和田嘉訓、撮影は「残酷おんな情死」の安藤圧平がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 高校卒業間近の頃だったか、松山ケンイチのドラマ版を見てから原作も読んだ懐かしい作
- アングラ演劇の旗手として注目されていた時期の唐十郎氏の映画主演は貴重
- 強烈な主題歌が頭の中で廻る…
- DVD化してほしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督和田嘉訓
- 主演唐十郎
-
台湾の映画人との交流を深めてきた林海象と、演劇界の巨匠・唐十郎とのコラボレーションによる、日本人女子大生の台湾失踪事件をベースにした日本=台湾合作の幻想ミステリー。唐がこれまで小説・戯曲で手掛けてきたテーマを発展させて脚本を書き下ろし、自ら主演。「罠(1996)」の林が監督をつとめた。共演は台湾のトップシンガーのタン・ナ、「陽炎2」の原田芳雄、「エドワード・ヤンの恋愛時代」のニ・シュジュンなど。撮影監督は「罠(1996)」の長田勇市。音楽も林作品常連のめいなCo.が担当し、ディック・リーが挿入曲を作曲した。
ネット上の声
- 95年度ロカルノ国際映画祭コンペティション部門出品、台湾金馬奨、シンガポー
- 重たいような浮遊感のあるような
- ながおか映画祭での特別上映
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間138分
- 監督林海象
- 主演唐十郎
-
レンズ研磨職人とガラスの化身の少女のはかなくも切ない交流を繊細に描くファンタジー。劇作家・唐十郎が原作・脚本・出演の一人三役をこなす。ヒロイン・葉子に舞台版『世界の中心で、愛をさけぶ』の佐藤めぐみ、共演に「劇団唐組」の稲荷卓央。
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督金守珍
- 主演佐藤めぐみ