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忠義と愛に裏切られた浪人が、復讐の鬼と化して人々を斬り殺していく、人間の業と狂気をモノクロームの映像美で描いた前衛的時代劇。
江戸時代。御家人の源五兵衛は、主君の仇討ちを心に誓うも、その資金調達のために愛する芸者・小万を身請けしようとする。しかし、小万とその情夫に裏切られ、武士の魂である大小の刀と仇討ちの資金すべてを騙し取られる。忠義も愛も、生きる意味のすべてを失った源五兵衛。彼の心は完全に壊れ、復讐の妄念に取り憑かれた「修羅」へと変貌。雪の降る夜、裏切った者たちへの凄惨な殺戮を開始する。その刃は、やがて狂気の果てにある地獄への扉を開く。
ネット上の声
- 歌舞伎が原作の時代劇も松本俊夫監督の手にかかるとアングラ感が出る
- 『修羅』を見ずして、松本作品は語れず!
- 戦慄するか、爆笑するか。
- 酷いよ……/度々挟み込まれるルート分岐的な演出に主人公の根本の性格が描写されてい
時代劇
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督松本俊夫
- 主演中村賀津雄
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演劇界の巨匠・唐十郎と、彼が率いる劇団唐組。その唯一無二の創造の現場に迫る圧巻のドキュメンタリー。
舞台は、新宿の片隅に突如現れる「紅テント」。アングラ演劇の旗手として時代を駆け抜けた伝説の劇作家、唐十郎。本作は、彼が率いる「劇団唐組」の稽古場から公演本番までの日々に密着した記録。役者たちの情熱、唐の圧倒的なカリスマ性と妥協なき演出。テントの中に渦巻く熱気と、現実と虚構が交錯する独特の世界観。なぜ彼らは演劇に全てを捧げるのか。カメラは、一つの作品が生まれるまでの苦悩と歓喜、そして唐十郎という稀代の表現者の魂の叫びを克明に映し出す。
ネット上の声
- ドキュメンタリーと言ってしまって良いのか
- ドキュメンタリー映画だからと言って、
- 最初から意図された構成?
- シアトリカル観ました
ドキュメンタリー
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督大島新
- 主演唐十郎
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若松孝二が脚本・監督を務め、主演に唐十郎を迎えた異色のバイオレンス作品。長回しやパートカラーなどを駆使し、映画と演劇の垣根を取り払おうとする意欲作とも評される。
ネット上の声
- 実は、女性讃美映画かも・・・
- 若松孝二meets状況劇場&1967
- 若松、唐の性のホラー
- 母親回帰願望
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間57分
- 監督若松孝二
- 主演唐十郎
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台湾の映画人との交流を深めてきた林海象と、演劇界の巨匠・唐十郎とのコラボレーションによる、日本人女子大生の台湾失踪事件をベースにした日本=台湾合作の幻想ミステリー。唐がこれまで小説・戯曲で手掛けてきたテーマを発展させて脚本を書き下ろし、自ら主演。「罠(1996)」の林が監督をつとめた。共演は台湾のトップシンガーのタン・ナ、「陽炎2」の原田芳雄、「エドワード・ヤンの恋愛時代」のニ・シュジュンなど。撮影監督は「罠(1996)」の長田勇市。音楽も林作品常連のめいなCo.が担当し、ディック・リーが挿入曲を作曲した。
ネット上の声
- 95年度ロカルノ国際映画祭コンペティション部門出品、台湾金馬奨、シンガポー
- 重たいような浮遊感のあるような
- ながおか映画祭での特別上映
ヒューマンドラマ
- 製作年1996年
- 製作国日本
- 時間138分
- 監督林海象
- 主演唐十郎
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少年サンデーに連載されて反響を呼んだ、ジョージ秋山のマンガの映画化。脚本は「女殺し屋 牝犬」の小滝光郎と高畠久の共同執筆。監督は「ドリフターズですよ! 全員突撃」の和田嘉訓、撮影は「残酷おんな情死」の安藤圧平がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 高校卒業間近の頃だったか、松山ケンイチのドラマ版を見てから原作も読んだ懐かしい作
- アングラ演劇の旗手として注目されていた時期の唐十郎氏の映画主演は貴重
- 強烈な主題歌が頭の中で廻る…
- DVD化してほしい
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督和田嘉訓
- 主演唐十郎
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レンズ研磨職人とガラスの化身の少女のはかなくも切ない交流を繊細に描くファンタジー。劇作家・唐十郎が原作・脚本・出演の一人三役をこなす。ヒロイン・葉子に舞台版『世界の中心で、愛をさけぶ』の佐藤めぐみ、共演に「劇団唐組」の稲荷卓央。
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督金守珍
- 主演佐藤めぐみ