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舞台は昭和31年の大阪。川沿いの食堂で暮らす少年・信雄の日常。ある日、彼の店の前に一艘の宿舟が流れ着く。信雄は、そこに住む同い年の少年・喜一と姉の銀子と出会い、すぐに心を通わせる。貧しいながらも、無邪気に遊ぶ日々。しかし、子どもたちの純粋な世界とは裏腹に、大人たちの世界には厳しい現実と差別が存在した。ささやかな友情が、ある出来事をきっかけに引き裂かれる、切なくも美しいひと夏の記憶。
ネット上の声
- 子供の視点で現実の残忍さを静かに描く秀作
- 映像と内容に堪能させてくれる作品です。
- ”青が散る”・・・そして大人になる。
- 弱者が弱者の痛みをおもんばかる美徳
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督小栗康平
- 主演田村高廣
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終戦後27年、戦犯として処刑された夫の汚名をそそぐため、妻が国家の嘘と戦争の狂気に挑む社会派ミステリー。
舞台は、太平洋戦争終結から27年が過ぎた日本。未亡人サキエのもとに届いた、戦死した夫・富樫勝男の軍人恩給に関する通知。そこには「敵前逃亡により銃殺刑」という衝撃の事実。公式記録に納得できないサキエは、夫の名誉回復のため、たった一人で真相究明を開始。かつての戦友たちを訪ね歩く彼女。しかし、彼らの口から語られる証言は食い違い、戦場の飢えと狂気がもたらしたおぞましい記憶が次々と蘇る。証言を重ねるほどに浮かび上がる、夫の本当の姿と戦争の不条理。彼女が最後にたどり着く、残酷な真実の果て。
ネット上の声
- 国がおっぱじめた戦争なのに、後始末は全部オラたちがひっかぶってるだね
- 戦争観、国家観をこの一本で表現している
- 将官=無罪:兵隊=有罪 仁義なき秩序
- 反戦というなら、まさに見るべき名作
戦争、 ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督深作欣二
- 主演丹波哲郎
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尾道の坂道、一枚の写真から現れた謎の少女との、切なくも温かいひと夏の青春ファンタジー。
舞台は広島県尾道。写真が趣味の高校生ヒロキは、ファインダー越しに一人の美しい少女に恋をする。ある日、彼が撮影した写真の中から、ピエロのような格好をした「さびしんぼう」と名乗る不思議な少女が出現。彼女との奇妙な同居生活が始まる中、ヒロキの淡い恋心は揺れ動く。少女の正体は何なのか。ノスタルジックな風景の中、少年少女の心の機微を繊細に描く、珠玉の青春物語。
ネット上の声
- 人生で絶対に行きたい場所リストの1つに「尾道市」が追加されました
- 冒頭のナレーションでは「尾道の風景は、初めて見る人でもなぜか懐かしいと思う」と語
- 「僕が夢見がちな少年に育ってしまったのは多分にこの街の風景のせいである」から始ま
- 原作の「なんだかへんて子」のドタバタ喜劇と「美少女富田靖子」をいっぺんに合わせた
青春
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督大林宣彦
- 主演富田靖子
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戦争で心身ともに傷ついた青年と歌手志望の娘との愛をペンギンを主人公に描いたアニメーション。長沢岳夫の原作を河野洋、川崎良、久野麗が共同執筆。監督は木村俊士、撮影は「ボビーに首ったけ」の八巻磐がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 劇中に出てくる詩が忘れられない。
- 今、見直したい作品
- ありきたりな物語ではあるが、サントリーのコマーシャルで有名になった可愛いペンギン
- 先月から合間を見ながら続けていた「#動物愛護月間」ですが、今回で一旦終了します
アニメ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督木村俊士
- 主演佐藤浩市
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女子少年院に入ってきた少女と、彼女の担当となった若い教官との対立と信頼を描くドラマ。先に公開された「人間交差点・不良」に続く、矢島正雄原作・弘兼憲史作画の同名人気劇画(『ビッグコミック・オリジナル』小学館・刊)の一挿話の映画化で、監督は「ザ・中学教師」の平山秀幸。脚本は『お引越し』の奥寺佐渡子。撮影は「人間交差点・不良」の安藤庄平が担当。
ネット上の声
- 自分のスピードで自分の人生を歩く
- いかにも平山らしい、教育がテーマ
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督平山秀幸
- 主演梨本謙次郎
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主人を失い、二人の子供を働きながら育てる母と子供たちのふれ合いを描く。宮川ひろの同名の小説の映画化で、脚本は勝目貴久と「元祖大四畳半大物語」の熊谷禄朗の共同執筆、監督は「おんなの細道 濡れた海峡」の武田一成、撮影は「赤い通り雨」の前田米造がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 『先生のつうしんぼ』における自然主義的アプローチは後退しているものの、片親家庭の
- 同じ武田一成の『先生のつうしんぼ』に及ばないのは、教師の個性が乏しく、教育者とし
- 「どんなもんだいなんだかんだいシュラシュシュシュラシュ〜」先生のつうしんぼよりつ
- 世田谷線の踏切渡って豪徳寺商店街抜けて桜小、住んでるのは神代団地
- 製作年1980年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督武田一成
- 主演藤田弓子
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若いうちに夫をなくし、田舎町でひとり住む藤木玉枝の家に、笹山さくらという少女が訪ねてきた。さくらは亡くなった玉枝の夫・清志郎の記憶を持って生まれてきたという。はじめは全く信じていない玉枝だったが、清志郎と玉枝しか知るはずのない情報を知っており、生前2人で行こうと約束していた逆さ富士を見に行こうと言い出す。しかし、さくらの両親はさくらが誘拐されたと騒ぎ、一度は連れ戻されてしまう。再びさくらに会いにいく玉枝。果たして2人は逆さ富士を無事見ることができるのだろうか…おばあちゃんと少女の珍道中でお送りする、輪廻転生ラブストーリー。
ネット上の声
- 死ぬことは怖い?大切な人が死ぬことはもっと怖い?神も仏も幽霊もなにひとつ信じてい
- 藤田弓子さんの可愛らしさは勿論、野澤しおりさんの表情から終始目が離せない
- 若くして夫を亡くした老人と、その夫の記憶を抱えた不思議な少女の旅物語
- こういう話は嫌いじゃないのだけれど、今ひとつ物足りない印象を受けた
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間48分
- 監督竹中貞人
- 主演藤田弓子
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「爽健美茶」など数々の名作CMを手がけてきたCMディレクター、高橋忠和が初メガホンをとり、盗んだ自転車でひたすら走り続ける男の7日間の旅を描いたロードムービー。岩手県釜石市で暮らす製鉄所工員の斎藤鉄男は、ある朝、自分の頭の中で鳴り響いた鐘の音に突き動かされるように自転車を盗んでしまう。思うがままにペダルをこぎ続ける鉄男は、またたく間に釜石を飛びだしていき……。鉄男役に、「ビリケン」(1996)以来10年ぶりの主演となる杉本哲太。
ネット上の声
- 何の衝動、ゴールはどこか
- 本年度ベストワン邦画
- 何となく憎めない奴ら
- 大人の男として共感
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督高橋忠和
- 主演杉本哲太
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奥田継夫による自伝的同名児童文学を、大澤豊が製作・脚本(山本洋子と共同)・監督。同じく製作には神山征二郎が名を連ねている。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督大澤豊
- 主演前田吟
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かつて関東以西の地方に多くいた、一般社会の人々と隔絶して山野を漂泊いながら生活を送る山の民の姿を描いた作品。脚本・監督は「序の舞」の中島貞夫、撮影は「ふるさと」の南文憲がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 昭和初期、四国山中における山窩(サンカ、山の民)の厳しい生活をドラマ化
- ◎幻想の漂泊民サンカに被差別民の姿を投影する
- 画像には強い迫力を感じたのだが、……
- 戸籍のないものに赤紙は届いたか
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督中島貞夫
- 主演萩原健一
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スラム街の住人とヤクザをめぐって展開されるアクションドラマ。脚本は「しびれくらげ」の石松愛弘、監督は「ママいつまでも生きてね」の池広一夫。撮影は「ボクは五才」の森田富士郎がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 確かにどでかい奴でした
- 成金のようでもありヤクザのようでもあり浮浪者のようでもある男・ゴキブリ(勝新太郎
- 藤田弓子に真相を告げられたときのカツシンのアップの間の取り方など安定して良い
- 70年代に入り、何かしら適当な理由をつけて自分を殺そうとしている勝新
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督池広一夫
- 主演勝新太郎
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寺田信義、家城巳代治の原作を家城といえきひさこが共同で脚色した社会劇。家城がメガホンをとり、「ヒロシマの証人」の江連高元が撮影を担当した。
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督家城巳代治
- 主演山本亘
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働く若者たちの姿を通して、真の平和とは何かを描いていく。脚本は原源一と「橋のない川(1969)」の八木保太郎の共同執筆。監督はテレビで活躍していた森園忠。撮影は「沖縄(1970)」の瀬川浩がそれぞれ担当。
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督森園忠
- 主演今福正雄