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どこにでもある家族の、ありふれた朝。一杯のスウプが静かに映し出す、夫婦の心のすれ違いと再生の予感。
現代の日本。結婚4年目を迎えた直人と恵の夫婦。かつては愛を語り合った二人だが、今では食卓での会話もほとんどない。日常という名の慣れが、二人の間に見えない壁を作っていた。ある朝、いつもと変わらない食卓に、恵が作った一杯のスウプが置かれる。そのスウプを口にした瞬間、直人の心に微かな変化が訪れる。忘れていた妻への感情、言葉にできなかった感謝の気持ち。当たり前すぎて見失っていた大切な何かを取り戻そうとするが、どうすればいいのか分からない。一杯のスウプをきっかけに、冷え切った関係が静かに溶け出していく、ある夫婦の繊細な心の機微を描いた物語。
ネット上の声
- 胸が張り裂ける程の痛々しい朝食はいかが?
- ここ1年の洋画邦画で間違いなくベスト1
- 本物の「愛」がこれなのか・・・凄い
- 空を浮遊するシャボン玉のように…
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督高橋泉
- 主演廣末哲万
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1970年代日本、理想を掲げた若者たちが狂気の渦へ。革命の夢と、壮絶な内ゲバ、そして「あさま山荘事件」への道程。
舞台は1970年代初頭の日本。ベトナム戦争や安保闘争が激化する時代。より過激な革命を夢見た二つの組織が統一し、「連合赤軍」が誕生。しかし、彼らの理想は孤立した山岳ベースでの過酷な軍事訓練と、仲間同士の凄惨な「総括」という名のリンチ事件へと変貌。理想と現実の乖離、追い詰められた若者たちの心理。そして、警察との銃撃戦となった「あさま山荘事件」へと至る、衝撃の軌跡の記録。
ネット上の声
- 『あさま山荘事件』日本が、大きく揺れた日
- 人間の弱さ、心の暗さから目が離せない
- 連合赤軍さえなければ今ごろ、、、、
- 連合赤軍崩壊までの群像とその道程
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間190分
- 監督若松孝二
- 主演坂井真紀
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現在の大阪・堺市の界隈に室町時代に実在したと言われる伝説の遊女「地獄太夫」をモチーフに、愛を知らずに育った少女の成長と葛藤を描いたドラマ。
児童養護施設で育った西園オトセは施設を巣立ち、ホテルの清掃係の仕事を始める。自立の道を懸命に模索するオトセだったが、幼少時に受けた虐待のトラウマが幻影となってつきまとう。そんなある日、彼女の前に14年間音信不通だった母・陽子が現れる。金が目当てだと気づきながらも再会の喜びに抗えないオトセは、相反する2つの感情に揺れ動く中、職場のホテルで騒動を起こし解雇されてしまう。一方、母の定食屋を手伝いながら地下アイドルとして活動する広川夢は、自身が妊娠したことに気づくが、お腹の子の父親であるマネージャーに言い出せないままステージに立つ。
アイドルとして活動している朝比奈めいりが主演を務め、「14歳」の並木愛枝が母・陽子を演じる。俳優でもある北口ユースケが長編初メガホンをとった。
ネット上の声
- あまり見たくない場面から始まるこの作品は、虐待から逃れたものの、親という絶対的な
- 「五尺の身体を売って衆生の煩悩を安んじる汝は邪禅賊僧にまさる」
- 凄惨な映画かと思いきや。。
- 捉え方は自由だが…
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督北口ユースケ
- 主演朝比奈めいり
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「ある朝スウプは」でPFFアワード2004グランプリを受賞し注目を浴びた映像ユニット“群青いろ”の廣末哲万と高橋泉が、PFFスカラシップ作品として手掛けた群像ドラマ。監督・主演を廣末、脚本を高橋が務め、14歳という多感な時期を生きる少年少女たちと、過去の記憶を引きずったまま大人になったかつての14歳たちの葛藤を描き出す。共演は「ある朝スウプは」の並木愛枝、「ゆれる」の香川照之ほか。
ネット上の声
- テント張りで笑いが止まらなくなった杉野は平凡な会社員だと言ってたけど、その制服は明和電機のものでは・・・
- 見る人によって、アタリハズレが大きいかも
- あのころの未来にぼくらは立っているのかな
- なりたくなかった大人に、なっていた時。
ヒューマンドラマ
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督廣末哲万
- 主演並木愛枝