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名匠・増村保造をはじめ、これまでにも多くの映画人の手により映像化されてきた谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」を、同じ谷崎原作の「卍」も手がけた井土紀州監督が映画化。
シナリオコンクールの受賞歴はあるものの、いまだプロデビューできずにいる脚本家志望の男・河合譲治は、ある日、寂れたバーで美しい女性ナオミと出会う。ナオミは、店で働きながら俳優を目指しているという。別の日、譲治は、シナリオ講座の講師から、谷崎潤一郎の「痴人の愛」を原作とした映画の脚本を、自分の代わりに書いてみないかと誘われる。譲治は今度こそ成功してみせると意気込むが、脚本執筆に苦戦する。そんななか、譲治はナオミと再会し、2人は急速に距離を縮めていくが……。
譲治役は、「赤目四十八瀧心中未遂」「キャタピラー」などの作品で存在感を発揮してきた大西信満。タレント、俳優、グラビアなど幅広く活動してきた奈月セナが、譲治の運命の女となるナオミを体当たりで演じた。脚本は「卍」「ゴミ屑と花」の小谷香織。
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督井土紀州
- 主演大西信満
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柴犬を連れた3人の中年男たちが繰り広げる会話劇を描いたテレビドラマ「柴公園」の劇場版。古い町に建てられた新築タワーマンションに越してきた新参者で、柴犬を飼っているという共通点をもつ3人の男たち。彼らは毎日の犬の散歩で顔を合わせるが、互いの名前も知らず、「あたるパパ」「じっちゃんパパ」「さちこパパ」と、それぞれの愛犬の名前にパパとつけて呼び合い、素性を深く詮索しない適度な距離感でつながっていた。そんなある日、唯一独身のあたるパパに恋の予感が到来する。お相手は真っ白な柴犬ポチをつれた女性=ポチママで、じっちゃんパパとさちこパパは、もどかしい様子の2人を応援するのだが……。3人の中年男を渋川清彦、大西信満、ドロンズ石本が演じ、ヒロインとなるポチママ役は桜井ユキが担当。また、佐藤二朗が自身の主演作「幼獣マメシバ」シリーズで演じた芝一郎に扮し、ドラマ版に続き登場する。
ネット上の声
- “8050問題”とも言われる社会問題に対する答えの一つ
- 柴犬メインじゃないが、画的には大丈夫!
- 来た道と行く道は、同じ速度で歩けない
- 自分を認めれば楽になるユキ萌え物語
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督綾部真弥
- 主演渋川清彦
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直木賞を受賞した車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』(文藝春秋社)が、荒戸源次郎によって映画化。寺島しのぶが映画初主演を果たし、ヒロインを演じる。主人公の男に扮するのは、新人・大西滝次郎。ほか大楠道代、内田裕也らが共演。2003年9月25日より大阪・あべの橋近鉄アート館にて先行上映。
ネット上の声
- 大森南朋、新井浩文、内田裕也、麿赤兒、内田春菊、沖山秀子というキャストから作品の
- 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ
- 私小説を映画化することの難しさ
- 迦陵頻伽(かりょうびんが)
ヒューマンドラマ
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間159分
- 監督荒戸源次郎
- 主演大西滝次郎
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日本最後の秘境と言われる徳島・祖谷(いや)を舞台に、都会からやってきた若者と人里離れた大自然の中で暮らす人々の交流を通し、大地に根ざして生きることの尊さを描いた長編作。弱冠29歳の新鋭・蔦哲一朗監督が35ミリフィルムで四季折々の自然をカメラに収めて撮り上げ、2013年・第26回東京国際映画祭「アジアの未来」部門にも出品された。東京から自然豊かな山里の祖谷にやってきた青年・工藤は、自給自足の生活を始めようとするが、一見のどかな村にも、土建業者と自然保護団体との対立や、田畑を荒らす野生動物と人間との戦いなど、さまざまな争いがあった。そんな時、山奥で質素な生活を送るお爺と女子高生の春菜に出会った工藤は、2人の静かな生活に心が洗われていく。しかし、時が流れるとともにお爺の体が弱っていき……。若手アクション女優として注目を集める武田梨奈がアクションを封印し、春菜役を務めた。お爺役に田中泯、青年・工藤役に大西信満。「殯の森」「萌の朱雀」の河瀬直美監督も女優として出演している。
ネット上の声
- 脈絡が全く無い映画で期待外れです。
- 2回。少なくとも2回見たくなる。
- 自然美と人間の持つ力強さ
- いいかげんにしなさい!
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間169分
- 監督蔦哲一朗
- 主演武田梨奈
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過去に幾度も映像化されてきた谷崎潤一郎の名作を「彼女について知ることのすべて」の井土紀州監督が新解釈の脚本で映画化。女性同士の性愛からはじまり、男女4人の絡み合う業を描く。
歯科医である夫の孝太郎の支えを得て、服のセレクトショップを経営する柿内園子。誰かよいモデルがいないか探していた彼女は、孝太郎から光子という若い女性を紹介される。光子は喫茶店の店員で、孝太郎が偶然店に立ち寄って知り合ったという。仕事を通して親しくなった園子と光子だったが、園子は小悪魔のような光子に魅了され、2人は同性愛の関係となっていく。ある日、園子の前に光子の彼氏と名乗るエイジがやってくる。光子と園子の関係に気付いているエイジは園子に「光子を2人で共有しよう」との提案をする。同じ頃、孝太郎は光子と園子の情事を裏付ける証拠を見つけ出していた。
光子役を「遠くへ、もっと遠くへ」の新藤まなみ、園子役を「ちょっとかわいいアイアンメイデン」の小原徳子がそれぞれ演じ、大西信満、黒住尚生、仁科亜季子らが脇を固める。
ネット上の声
- 新藤まなみさんと小原徳子さん💕
- 魔性の女?自分に正直な女性?
- 谷崎潤一郎さんの小説をまだ読んだことがなくて、何度もリブートされているこの作品を
- 井土監督が増村保造に挑戦して万田監督のようなエッセンスが出現した怪作
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督井土紀州
- 主演新藤まなみ
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100年以上前に狼が絶滅した奈良県東吉野村を舞台に、幻の狼を追い続ける孤高の老ハンターの生きざまを、「龍三と七人の子分たち」などの名優・藤竜也主演で描いた人間ドラマ。映画作家・河瀬直美がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、キューバ出身の新鋭カルロス・M・キンテラがメガホンをとった。東吉野村の森ではもう100年以上も前から狼が目撃されていなかったが、年老いた猟師アキラだけは狼の存在を信じていた。猟師会の会長を務める彼は、周囲の反対を押し切って予算を狼探しに費やしてしまう。狼を求めて森の奥へと入り込んでいったアキラはついに狼を目撃し、その狼の姿にかつての恋人の亡霊を重ね合わせる。それから1年後、猟師会の男たちがその狼を発見するが、アキラはこれまでと正反対の立場にまわって狼狩りを止めようとする。
ネット上の声
- 藤竜也さんの熱演だけが見どころ
- ちょっと酷い作品です
- 河瀬直美監督のトークショーを聞きに行ったつもりが、丸々上映が始まって観ることにな
- なら映画祭でみたときは、監督が河瀬直美さんと意見があわずに途中で製作を放棄したん
ハンター(猟師)、 ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督カルロス・M・キンテラ
- 主演藤竜也
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2014年のサッカーFIFAワールドカップ決勝戦当日。南京の服飾工場勤務の青年は全財産を手に、前から好きだった年上の娼婦(しょうふ)と一晩を共にしようとする。同じ日のシンガポールでは、教師と不貞関係を続けている愛人が別れたいと考えていた。一方、深夜の日本で、借金の取り立て屋の顔を持つ映写技師のもとに、男たちが復讐(ふくしゅう)に乗り込んでくる。
ネット上の声
- 数年前にどこかの映画祭で観賞済みでしたが、また観に行ってきました
- 池袋シネマロサ、インディーズフィルムショウ・プレイバック企画にて
- 地球規模で盛り上がるサッカーW杯の裏側をオムニバス形式で
- 中国、シンガポール、日本、タイの4か国
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国シンガポール,日本,中国,タイ
- 時間80分
- 監督宮崎大祐
- 主演永瀬正敏
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「ピンク四天王」の1人に数えられる佐藤寿保監督による「華魂」シリーズの第2作。「さよなら渓谷」の大西信満を主演に迎え、閉館間近の映画館で繰り広げられるカオスで不条理な世界を描く。閉館を目前に控えた映画館で映写技師を務める沢村は、ある日、スクリーンに映るはずのない黒ずくめの少女を見る。上映後にフィルムをチェックしても、少女の姿はどこにも映っていない。やがて、沢村は上映後の客席にその少女がいるのを見つけ映写控え室にかくまうが、彼女はいつの間にかいなくなってしまう。少女を探しに映画館を出た沢村はその幻影に導かれるように川原にたどり着き、失われた記憶をよみがえらせていく。前作に続き「苦役列車」のいまおかしんじが脚本を、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の大友良英が音楽を担当。
ネット上の声
- これ・・もしかしてカルトになるかも。
- 一作目はまあまあ面白かったのですが
- 冒険者なんだよ。
- 繰り返される映画のワンシーンに少しずつ歪みが生じ、遂に異常が前景化した時、鑑賞者
ホラー
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督佐藤寿保
- 主演大西信満
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真木よう子が「ベロニカは死ぬことにした」以来7年ぶりに単独主演を飾り、吉田修一の同名小説を映画化した人間ドラマ。緑豊かな渓谷で幼児殺害事件が起こり、容疑者として実母の立花里美が逮捕される。しかし、里美の隣家に住まう尾崎俊介の内縁の妻かなこが、俊介と里美が不倫関係にあったことを証言。現場で取材を続けていた週刊誌記者の渡辺は、俊介とかなこの間に15年前に起こったある事件が影を落としていることを知り、2人の隠された秘密に迫っていく。俊介役は「赤目四十八瀧心中未遂」「キャタピラー」の大西信満。「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣監督がメガホンをとり、監督の実弟・大森南朋も週刊誌記者・渡辺役で出演。
ネット上の声
- 一緒に不幸になるという、幸せ。心がざわつく映画。
- セックスが描けないのならつくってはダメ。
- 吉田修一作品の違和感がここにもあります
- トラウマになりそうなシーンの数々
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督大森立嗣
- 主演真木よう子
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「東京プレイボーイクラブ」「クズとブスとゲス」の奥田庸介監督が、大都会の片隅で追い詰められ暴走していく、ろくでなしな男たちの人間模様を描いたドラマ。凶暴な男・一真は渋谷の街で出会った優子に一方的に運命を感じ、彼女の働くダンスクラブの用心棒になる。クラブのオーナー・遠山の「仕事」を手伝っているヤクザのひろしは、これまで裏社会で飄々と生きてきたが、一真と行動を共にするうちに次第にシンパシーを抱くように。ある日、優子の父親が多額の借金を残して急死してしまう。金銭的に追い詰められた優子に、クラブオーナーとは別の顔を持つ遠山が急接近。一真はそんな優子の事情を知り、ある決意をする。「さよなら渓谷」の大西信満が一真役、「下衆の愛」の渋川清彦がひろし役を務める。ベテラン俳優の大和田獏が、不気味な存在の遠山役を怪演。
ネット上の声
- なんか渋川さんの芝居、演技に最近ハマってしまって、サブスクで見つけるとついつい観
- 人物描写がいい
- 🎬クズとブスとゲスに衝撃を受けて、奥田監督の他作品を探すもレンタルショップでは見
- バーで絡まれてからの大西の狂犬キャラに引き込まれ、安定の渋川、同監督の前作が大好
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督奥田庸介
- 主演大西信満
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第2次世界大戦中の日本。シゲ子の夫・久蔵にも赤紙が届き、勇ましく戦場へと向かったが、戦争から戻った久蔵の顔は無残にも焼けただれ、四肢を失っていた。村中から奇異の目で見られながらも、多くの勲章を得た久蔵は「生ける軍神」として崇められ、シゲ子は戸惑いながらも久蔵の尽きることのない食欲と性欲を埋めていく。やがて日本に敗戦の影が色濃く迫り、久蔵は自ら戦場で犯した悪行に苦しみ始める。第60回ベルリン国際映画祭で、寺島しのぶが最優秀女優賞を受賞した。
ネット上の声
- 出兵した夫が四肢を失い頭は焼けただれ耳も聞こえず口もきけなくなって帰ってきたお話
- 戦場で四肢と聴力と声帯を失った夫と、そんな夫に愛と虐待を与える妻の物語
- 衣食住足りて礼節を知る・貧すれば鈍す・
- 「キャタピラー」と「芋虫」は別ものです
夫婦、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督若松孝二
- 主演寺島しのぶ
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肌を触れ合った相手の死期がわかってしまうという特殊な力を持った女性の苦悩を、「フィギュアなあなた」の佐々木心音主演、「ヘヴンズ ストーリー」の瀬々敬久監督で描いたラブストーリー。かつて超能力少女として一世を風靡したものの表舞台から姿を消し、今は売春婦として生きる真生。肌が触れることで相手の死期がわかるという能力を持った彼女は、死の迫る男たちと肌を重ね、その恐怖を取り除く日々を送っていた。そんなある日、真生の能力を撮影したいという男・立花が現れる。立花の妻は生前に真生に死期を予言されて自殺しており、立花はその復讐のために真生に近づいてきたが、2人は次第にひかれ合い……。
ネット上の声
- 好奇心はそそられたのですが・・・
- あと一ひねりと切なさが足りない
- 言いたいことが伝わってこない。
- 映画の撮り方が酷い
ヒューマンドラマ
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督瀬々敬久
- 主演佐々木心音
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異色ロードムービー「まだ楽園」、小林薫&西島秀俊主演の人間ドラマ「休暇」(脚本)で脚光を浴びた佐向大の商業映画監督デビュー作。定職にも就かずにダラダラと生きているヒデジと同棲しているアザミは、ヒデジへの不満を募らせ、ちょっとした喧嘩をきっかけに狂言誘拐を企てる。周囲の人間に協力を仰ぎ、自分が誘拐されたように見せかけるアザミだったが、思うように事は進まず、予想外の方向へ展開してゆく……。出演は、小林且弥、みひろ、「赤目四十八瀧心中未遂」の大西信満。
ネット上の声
- 『サタイマノラッパー』でみひろは演技ができるんだと証明させた池袋シネマ・ロサです
- 小悪魔みひろに振り回されるダメ男達の話
- みゆきとタッチとサイタマノラッパー
- 【何となく伊坂ワールド的な】
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督佐向大
- 主演小林且弥