全2作品。芳田秀明監督が制作した映画ランキング

　長崎県佐世保の沖合に浮かぶ島を舞台に、2人の男子高校生と、そこに東京から転校して来た少女との交流を描いた青春映画。高校2年生の剛と拓郎は親友同志だが、島の日常は2人にとっては退屈すぎる。

東京でデザイン事務所を経営する山野（香川照之）のもとに郷里・盛岡の友人が訪ねてくる。彼は古い住宅地図を手渡すが、それは記憶に閉じ込めた街で、山野が少年のときに出会った少女の家は空き地とだけ記されていた。（『緋い記憶』より）新進作家の倉本は、母親と二人で暮らしていた。ある日、テレビの取材で盛岡に足を運び、スナックに勤める相沢世里子という女性に出会うが、突然、子どものころの記憶がよみがえる。（『遠い記憶』より）