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シュールでナンセンスな作風の映像制作チーム「HORISHIRO」が、ニュースでよく使用される「○○のようなもの」という表現に着想を得て手がけた群像コメディ。
元アイドル“のようなもの”であるシングルマザーの小川サアヤと、彼女の子ども“のようなもの”珠瑛流(ジュエル)。サアヤのストーカー“のようなもの”木田ヤスオと、その母で詐欺被害者“のようなもの”フジコ。アクションアクター“のようなもの”岡シュンヤと、シュンヤからの連絡が途絶え不気味な行動をする恋人“のようなもの”桂木モナミ。人を刺せないヤクザ“のようなもの”ワケーノと、ワケーノの飼い猫“のようなもの”マレーナ。ヤクザから足を洗ったカタギ“のようなもの”ブンタと、その亡くなった恋人でブンタを見守り続ける蝶“のようなもの”アゲハ。すべて“のようなもの”として表された9人と1匹が、ヤスオが起こした強盗事件“のようなもの”を通してつながっていく。
俳優の渡邊卓がプロデューサーを務め、美術家の朱池亮人が監督・脚本を担当。
コメディ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督朱池亮人
- 主演榎津求仁生
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1本のインディーズ映画に集った俳優たちにスポットを当てたドキュメンタリー。
日本の俳優・タレント人口は約2万4000人にものぼると言われる中、低予算のインディーズ映画にはタレント名鑑にも記載されていない俳優たちが多く出演している。2023年11月公開の緒方貴臣監督作「シンデレラガール」は、主役から脇役までほぼ全ての役をオーディションで選出した。2000人以上の応募者の中から主役に選ばれたのは、当時16歳にして10年以上のキャリアを持つ伊礼姫奈。「たまつきの夢」の辻千恵や「なのに、千輝くんが甘すぎる。」の佐月絵美もオーディションで役を獲得した。その一方で、映画スタッフを兼任しながらセリフのない役を演じる俳優たちもいた。
さまざまな環境や立場で参加する俳優たちは何を目指し、何を感じながら俳優人生を過ごしているのか。コロナ禍を乗り越えて夢を追い続ける若者たちの光と影を映し出し、彼らの“今”に迫る。
ドキュメンタリー
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督今尾偲
- 主演伊藤由紀