全3作品。入江富美子監督が制作した映画ランキング

地道な努力でカラーセラピストとしての成功を手にした寺田のり子を、ある日ガンが襲う。彼女はそれ以降画家の夫、天使河原紫翠とともに人への癒しをテーマにヒーリングアート制作への道を歩むが、糖尿病との合併症を発症して片目の視力を失ってしまう。余命5年と宣告された彼女は絶望のふちをさまよい、希望を失いかけるのだが……。

石川県の特別支援学校教諭・山元加津子さんと子どもたちとの交流を通して、“いのちの神秘”を紐解いていくドキュメンタリー。子どもたちとの心温まる触れあいの中で、彼らが持つ素晴らしい性質や能力を発見した山元さん。そんな彼女へのインタビューを中心に、考古学や医学、科学といった観点からも考察。生きることの素晴らしさやいのちの尊さを訴えるとともに、いのちを生かす大きな力の存在を解き明かしていく。

幼い頃に両腕を失くし、口筆画家として生きた南正文さんと、その師で同じく両腕を失った大石順教教尼の生きざまを通して、人の命の力強さを描くドキュメンタリー。1951年生まれの南さんは、小学校3年生の春、不慮の事故で両腕を切断する大怪我を負う。そして14歳の時に今は亡き口筆画家・大石順教尼に出会い、足の代わりに口を使うこと、絵を描くこと、そして勉強することなどを条件に順教尼に弟子入り。後ろ向きだった心は大きく転換していく。やがて口筆画家として活躍するようになり、家族や友人に囲まれて生きる南さんの姿は、多く人々に希望を与えることになる。