全2作品。トン・ルーチュンが出演した映画ランキング

自然が豊かな湖南省で創作活動を続けるポン・ヂエンミンの短編小説『那山　那人　那狗（あの山、あの人、あの犬）』を映画化。大自然を背景に父と息子、妻と母の立場を通して家族の在り方を描き、1999年中国金鶏賞最優秀作品賞ほか多数の賞を受賞した。

カメラマン出身チャン・イーモウの初監督作品。デビュー作でベルリン国際映画祭グランプリを獲得するという快挙を成し遂げる。1920年代、18歳のチアウルは、病に伏す年の離れた酒屋の主人の元へ嫁に出される。しかし程なく主人が行方不明になってしまう。チアウルがまとう花嫁衣装や夕陽に照り返る大地、コーリャン酒など紅を効果的に配した画面構成は、イーモウ作品ならでは。紅はエロティシズムや自由へのエネルギーの象徴として描かれている。