-
妻子のためにヤクザ稼業から足を洗った男が堅気の世界で奮闘するも苛立ちを募らせていく姿を描き、自主制作作品ながら大ヒットを記録した異色のヤクザ映画。小劇場でキャリアを積んだ金子正次が自ら執筆した脚本をもとに映画初主演を務めたが、金子は本作公開直後に33歳の若さで他界し、本作が唯一の主演映画となった。
新宿・歌舞伎町界隈を縄張りとする三東会幹部の竜二は、アパートの一室に開いた闇のルーレット場を2人の舎弟に仕切らせ、順風満帆な日々を送っていた。そんなある日、金と出世欲だけで動くヤクザの世界に疎ましさを感じた彼は、妻まり子と幼い娘あやと一緒に暮らすため堅気になることを決意。裏社会から足を洗って酒屋で働きはじめた竜二は、平凡で慎ましい家族との生活に心の安らぎを覚えるが……。
監督は金子の学生時代からの友人で本作が長編劇映画初監督となる川島透。2023年10月、公開40周年を記念して作成されたDCP版でリバイバル公開。
ネット上の声
- 「あや、おばあちゃんのとこ帰ろうか?」(まり子)
- 不純物のない純度の高い映画です
- あくまで「ヤクザ」に重ねた文学
- 命を削ったような自主映画
ヤクザ・ギャング、 時代劇
- 製作年1983年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督川島透
- 主演金子正次
-
今東光の同名小説より、「悪名波止場」の依田義賢が脚色「眠狂四郎殺法帖」の田中徳三が監督したアクション・ドラマ。撮影は、「続忍びの者」の武田千吉郎。
ネット上の声
- 懐かしい。けど、微妙。
- 力のあるセリフと展開で一気に見られる秀作
- 悪名シリーズは勝新と田宮の最高傑作です。
- 戦後の日本の空気が実感できる
ヤクザ・ギャング、 時代劇
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督田中徳三
- 主演勝新太郎
-
「日本暴力団 組長」の深作欣二と「不良番長 王手飛車」の内藤誠がシナリオを共同執筆し、深作が監督した任侠もの。撮影は「日本暴力団 組長と刺客」の仲沢半次郎。
ネット上の声
- 深作監督の血染めのコンビナート
- ややかったるく、かなりウエット。
- 深作欣二監督作品
- 実録映画風なナレーションといい、初っ端から深作節が炸裂している映像で一見して彼の
ヤクザ・ギャング、 時代劇
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督深作欣二
- 主演梅宮辰夫